日本時間の4月23日17時から、第19回ショパン国際ピアノコンクールの予備予選がはじまった。5月4日までの12日間、ワルシャワ・フィルハーモニー小ホールを会場とし、世界中から応募した642名のピアニストのうち、書類&音源審査を通過した164名(4/23時点)が課題曲となっているエチュード、ノクターン、スケルツォ、マズルカからなる各30分のステージでしのぎを削る。

日本からは23名が出場。すでに国際コンクールでの優勝経験をもつ亀井聖矢や中川優芽花らのほか、前回大会も経験している進藤実優、京増修史、岩井亜咲、今井理子らのパフォーマンスも見逃せない。
トップバッターとして、3月に行われたロン=ティボー国際音楽コンクールで第4位に入賞した神原雅治が登場。2番手には前回のロン=ティボーの覇者、亀井聖矢と、注目の日本人ピアニスト二人が幕開けを飾った。
全日程の審査終了後の現地時間の5月6日に、予備予選免除者(他の主要コンクールでの活躍により予備予選を免除されたピアニスト)とあわせて今年10月の本大会に進む80名が発表される。

ぶらあぼONLINEでは、ピアノコンクール2025特集ページを開設。予備予選はもちろん、5月に開幕するエリザベート、その後のヴァン・クライバーンなど、ショパン本大会までに行われる国内外の主要なコンクールの最新情報を掲載します。アーティストインタビューも予定。今後の展開にぜひご注目ください!
第19回ショパン国際ピアノコンクール 予備予選 審査員
ピオトル・パレチニ Piotr Paleczny (chairman)
ルドミル・アンゲロフLudmil Angelov
ニコライ・デミジェンコ Nikolai Demidenko
クシシトフ・ヤブウォンスキ Krzysztof Jablonski
ケヴィン・ケナー Kevin Kenner
マルク・ラフォレ Marc Laforêt
アルベルト・ノゼ Alberto Nosè
エヴァ・ポブウォツカ Ewa Poblocka
カタジーナ・ポポヴァ=ズィドロン Katarzyna Popowa-Zydroń
ヴォイチェフ・シヴィタワ Wojciech Świtała

文:編集部